BioJapan 2020 基調講演
10月14日から16日にかけ、パシフィコ横浜展示ホール(横浜市西区)にてBioJapan組織委員会、株式会社JTBコミュニケーションデザイン主催によるイベント「BioJapan 2020」が開催された。
「BioJapan」は、1986年の初開催から2020年で22回目を迎える。世界各国から創薬、個別化医療、再生医療、診断・医療機器、ヘルスケア、環境、エネルギー、機能性食品、研究用機器、試薬等の分野の企業・団体等を招き、展示会やセミナー、パートナリングプログラムを通じて、バイオ科学を核とした創薬・再生医療・ヘルスケアの成果、さらには生命科学とデジタル技術・環境/エネルギー技術との融合の可能性をアピールするとともに、オープンイノベーションの推進にも貢献してきた。
一方、年初来からの新型コロナウイルスの流行が依然として収束しない中、イベントは、日本政府が提示している「イベント・展示会の開催における段階的緩和の目安」に基づいて、感染症拡大への対策を考慮した形式で実施。そのような主催者側の努力もあり、参加した企業・団体の数は、例年同様、34か国から1000社以上を数えるものとなった。そのBioJapan 2020の開幕では、わが国のバイオ戦略の方向性やCOVID-19をテーマとした基調講演が実施された。
その中から本稿では、尾身茂氏(地域医療機能推進機構 理事長/新型コロナウイルス感染症対策分科会 会長)永山治氏(バイオ戦略有識者会議 座長/バイオインダストリー協会 理事長)の2氏による講演の概要をお届けする。
<取材対象者>
尾身茂(地域医療機能推進機構理事長、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長)/永山治(バイオ戦略有識者会議座長、バイオインダストリー協会理事長)
◎ 詳細は月刊JMS・2020年11月号にてご覧ください。