第11 回 国際観光医療学会学術集会

10月16日、獨協医科大学(栃木県下都賀郡)において、第11回国際観光医療学会学術集会が開催された。
昨年より、多大な人的・経済的な打撃を国内外において招来してきた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も、今や日本国内においては沈静化の方向に進みつつある。それゆえ今後の大きな国内テーマとして、「アフターコロナ」へ向けた経済の回復に注目が集まるようになってきており、その中でも観光分野の回復は喫緊の課題の一つに挙げられてきている。
ただその一方で、変異株等によるCOVID-19の再拡大、いわゆる「第6波」発生への懸念もあり、この懸念に備えた医療対策、対処体制の構築等が重要な課題になっていることもまた事実である。
そんな経済と医療、両面での難しい対応が求められている状況の中で開催の運びとなった今回の学術集会には、医療関係者はもとより、観光に関わる当局、事業者等が演者として参加。各人からは、コロナ禍の中から得た知見やアフターコロナへ向けた観光の在り方、具体的な施策等が紹介された。
本稿では、国土交通省観光資源課長の星明彦氏、環境省関東地方環境事務所日光国立公園管理事務所所長の千田純子氏、獨協医科大学副学長の小橋元氏の講演の概要を紹介する。

<取材対象者>星明彦(国土交通省観光庁観光地域振興部観光資源課長)/千田純子(環境省関東地方環境事務所日光国立公園管理事務所所長)/小橋元(獨協医科大学副学長、先端医科学統合研究施設長医学部公衆衛生講座教授)


◎ 詳細は月刊JMS・2021年12月号にてご覧ください。