赤十字が繋ぐ人の命、人の尊厳
原点としての人道、その思いを今そして未来へ
世界は今かつてないほどの人道危機に晒されている。現代ほど「人道」や「人の尊厳」が問われている時代はない。とはいえ、人道を護るためにはその大切さを声高に訴えるだけでは足りない。まさに「言うは易し行うは難し」。しかし、いかなる状況下であっても世界の苦境に立たされた人々に、中立・公平な立場から救いの手を差し伸べ続けている組織がある。アンリー・デュナンの“苦しみの中にいる者は敵味方の区別なく救う”という理念を基に誕生した「赤十字」だ。
この比類なき人道組織はデュナンの精神を今なお継承し、“人間のいのちと健康、尊厳を守る”という理念を実現すべく日々邁進している。本誌ではそんな赤十字の一社である、日本赤十字社社長の清家篤氏をお迎えし、改めて赤十字の基本理念である「人道」という原点に立ち返ると共に、日本赤十字社が展開する赤十字理念に基づく事業や、「医師の働き方改革」施行後に求められる「尊厳ある働き方」、さらに2027年に創立150周年を迎えるにあたって日本赤十字社が目指す医療の在り方等について、存分に語っていただいた。
<登壇者>清家篤(日本赤十字社 社長)/野村元久・JMS主幹
◎ 詳細は月刊JMS・2024年新春号にてご覧ください。