日英公開 シンポジウム:新型コロナとグローバルヘルス

新興感染症のパンデミックにどう立ち向かったか。課題と教訓

3月7日、アクロス福岡・国際会議場にて、長崎大学主催(日本医学ジャーナリスト協会西日本支部共催)の公開シンポジウムが、対面並びにオンラインによるハイブリッド形式で開催された。 昨年初来からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、世界各国の社会システムのみならず市民生活全般にも多大な影響をもたらした。これに対し、各国の政府や医学・疫学の専門家、医薬企業らが様々な試行錯誤を重ね、それらを基にした行政上の対策、医療戦略、ワクチン等の対応策が見出されてきたことで、今やCOVID-19の拡大は徐々に抑制されつつある。ただその一方で、新型コロナウイルの変異株の存在も確認され、再度の感染拡大の可能性も懸念されている。 そこで本シンポジウムでは、日・英の感染症疫学の専門家らを招聘。COVID-19に関するこれまでの対応から見えてきた課題や教訓を踏まえながら、各人の視点から今後の新たな対応や公衆衛生の在り方等を議論した。本稿では、基調講演ならびにショートスピーチの概要を紹介する。

<取材対象者>

大曲貴夫(国立国際医療研究センター国立感染症センター長)/ジョン・エドモンズ(ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院教授)/西浦博(京都大学大学院医学研究科環境衛生学分野教授)/
ピーター・ピオット(ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院学長)/他


◎ 詳細は月刊JMS・2021年4月号にてご覧ください。