巻頭対談:新型コロナウイルス感染症、総力を挙げた闘い
新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下同)による災禍、いわゆる「コロナ禍」の発生から早1年半が経過した。度重なる緊急事態宣言による自粛生活や未知なるウイルスへの恐怖心、さらには見通しの立たない生活が続いたせいもあり、強い不安感に苛まれている人々は少なくない。もちろん、政府・自治体は様々な対策を講じているが、依然として手探りの感が否めない。ただ人々がこのような状況下で、強いリーダーシップを期待しているのは紛れもない事実。そんな現状を踏まえ、本誌がこのたびお迎えするのは、政府の感染症対策分科会会長としてコロナ対策に尽力されておられる尾身茂氏。氏はかつて5代目WHO西太平洋地域事務局長を務め、アジアにおける結核対策を前進させると共に、鳥インフルエンザの脅威を世界に発信したことでも広く知られている。これまでにも本誌対談にご登場いただいた同氏に、COVID-19対策に関わる日本医療界への提言、「COVID-19は国民が総力を挙げて闘うべき」とするその真意等について、存分に語っていただいた。
<登壇者>尾身茂・新型コロナウイルス感染症対策分科会会長、地域医療機能推進機構(JCHO)理事長/野村元久・JMS主幹
◎ 詳細は月刊JMS・2021年9月号にてご覧ください。