第35回 日本国際賞授賞式を開催

日本と米国の2博士を表彰

4月8日(月)、2019(第35回)日本国際賞授賞式が国立劇場(東京・千代田区)にて挙行された。同賞は、科学技術において独創的かつ飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、かつ人類の幸福と世界の平和に著しく貢献した科学者に授与される。授賞対象は科学技術の全分野に亘り、科学技術の動向を勘案して毎年2分野が指定され、国内外から約15000人の有識者による推薦を受け、約1年間に及ぶ厳正な審査を経て決定される。これまでの受賞者は13カ国・94人に上る。

2019年の受賞対象分野は「物質・材料、生産」と「生物生産、生態・環境」の2分野。「物質・材料、生産」には270件の推薦の中から「らせん高分子の精密合成と医薬品等の実用的光学分割材料の開発への先駆的貢献」の功績が認められた、名古屋大学特別教授の岡本佳男博士が、「生物生産、生態・環境」の分野では99件の推薦の中から、「食糧安全保障強化と気候変動緩和のための持続的土壌管理手法の確立」が評価された、オハイオ州立大学特別栄誉教授のラタン・ラル博士が選ばれた。


◎ 詳細は月刊JMS・2019年5月号にてご覧ください。