混迷からの光明 —コロナ禍に挑む東京都医師会の提言—

本年初頭より世界各国で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。その感染拡大はわが国にも波及し、4月7日、政府は緊急事態宣言を発令、国民に行動の自粛を要請するに至る。この対処により感染者は抑えられ、一時は鎮圧も可能かとも思われた。しかし、5月31日に宣言が解除されたことで徐々に人々の行動は活発化し、再び感染者数は増加、いわゆる感染症の「第2波」が訪れる可能性が懸念されている。そして目下、その第2波の中心になることが懸念されているのが「東京都」で、7月下旬以降、ほぼ毎日、1日当たりの新規感染者数が200人を超える状況となっており、今後の動向や対応に注目が集まっている。

そこで今号では、まさにその東京都の医療の前線に立たれている東京都医師会の尾﨑治夫会長をお招きし、医師の立場から、COVID-19をどのように認識されておられるか、また東京の感染状況を改善するために具体的にどのような対応が必要と考えておられるのか等々、様々な点についてご意見を伺った。

<取材対象者>
尾﨑治夫(東京都医師会長)、野村元久(JMS主幹)


◎ 詳細は月刊JMS・2020年9月号にてご覧ください。