巻頭対談:列島横断で叶える健康長寿社会
医学・医療の未来を培う日本医学会総会の役割
JMS誌2019年4月号では、4月末の3日間に亘って開催される「第30回日本医学会総会2019中部」の齋藤英彦会頭にご登場いただいた。今回のメインテーマは「医学と医療の深化と広がり――健康長寿社会の実現をめざして――」。その下に4つのテーマが置かれ、分野横断型のプログラムが企画されている。
日本医学会総会(以下、医総会)は、129の分科会を擁する日本医学会が日本医師会と協力して、4年に一度開催するわが国最大の学術集会。医学・医療の全体を幅広く網羅する学術集会は日本固有のもので、第30回目に当たる本総会では、日本列島を横断する8県の医師会、12の医科大学・医学部による開催を特徴とし、医総会初の試みとして、ボーダレスな時代に求められる日本の医療の国際貢献についての本格的な議論も予定している。
専門分化が激しい医療界であればこそ、改めてその全体像を捉え直し、未来の方向性を見定めることの意義は大きい。そしてその役割を医総会は担うと共に、健康に対する意識改革を国民に促し、健康長寿社会を実現していく大きな責務もある。平成最後の医総会の会頭を務められる齋藤会頭には、開催を目前に控えた医総会への抱負やテーマに込めた思い、さらには参加者に対する期待などを存分に語っていただいた。
<取材対象者>
齋藤英彦 第30回日本医学会総会2019中部会頭、名古屋大学名誉教授/野村元久 JMS主幹
◎ 詳細は月刊JMS・2019年4月号にてご覧ください。