日本人と感染症−疫病と向き合う−

2020年初頭から、世界で拡大を続けているCOVID-19。それはパンデミックとは久しく無縁であった我々日本人をして、その存在を改めて強烈に認識せしめるものとなっている。しかしながら十年〜数年といったタイムスパンではともかく、百年〜数百年といった視点からみれば、我々日本人と感染症・パンデミックとの関わりは浅からぬものがある。

そこで本稿では、日本人が如何なる感染症とどのような形で関わることになったのか、そしてそれにどのようにして向き合ってきたかについて、とりわけ古代から幕末期までの大規模感染症を対象に、振り返ってみたい。


◎ 詳細は月刊JMS・2020年6月号にてご覧ください。