第55回 ベルツ賞贈呈式

募集テーマは医学・医療におけるエピジェネティクスの研究

11月16日、ドイツ連邦共和国大使公邸(東京都港区)にて行われた第55回ベルツ賞贈呈式の模様を取材。栄えある1等賞は牛島俊和・国立がん研究センター研究所エピゲノム解析分野分野長による「エピジェネィックフィールド:その発見から、形成機構解明、臨床応用まで」、2等賞は古関明彦・理化学研究所生命科学研究センター免疫器官形成研究チームリーダーによる「エピジェネティクスによる器官構築と維持の制御」。今回はDNA塩基配列の周辺環境を研究領域とするエピジェネティクスをテーマとする研究が受賞対象となった。「一見正常に見える組織にもエピジェネティック異常が蓄積している場合があり、その蓄積量は発がんリスクと相関する」との説を立証した牛島氏。ベルツ賞受賞を励みに生命の森羅万象をカバーするエピジェネティクス研究にいっそう邁進する決意を受賞挨拶で述べている。


◎ 詳細は月刊JMS・2018年12月号にてご覧ください。