新時代のアンチエイジングの鍵となる『細胞再活性化』とは!?
〝オートファジー″と〝サーチュイン遺伝子″の権威が最新研究を解説
6月17日、ウェルネス総合研究所主催によるマスコミセミナーがオンライン上で開催された。
21世紀を生きるわれわれは、医学・医療技術の進歩により平均寿命の延伸を日々実感しつつある。ただ現在では、これに加えて〝健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間″である「健康寿命」の延伸へと焦点が移り、その実現が求められているところとなっている。
加えて、その健康寿命の延伸を阻害する「老化」は、これまでは避け難い現象とされてきたが、近年、とりわけ遺伝子分野における様々な研究の成果、例えば「遺伝子機能の個体調査の実現」、「個体の老化は細胞の老化であるとの証明」、「老化細胞を取り除くことが老化抑制や病気予防に繋がるとの研究結果」等の成果を通じ、そのメカニズムが解明。そして今や、老化の研究に関しては、これを抑制する「細胞再活性化」現象にその焦点が当てられている。
そんな中、開催された本セミナーには、「オートファジー現象」や「サーチュイン」に関して最先端の研究を行っている吉森保(大阪大学大学院生命機能研究科)氏、片倉喜範(九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門)氏が登壇。オートファジーやサーチュインの概要や、それらが細胞再活性化、老化抑制をもたらすメカニズムや今後の展望、さらには実際に老化抑制につながるとみられる具体的な食品成分等について、解説を行った。
<取材対象者>
吉森保:大阪大学大学院生命機能研究科/片倉喜範:九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門
◎ 詳細は月刊JMS・2021年7月号にてご覧ください。