2019年12月号掲載 新製品情報

公正な研究を目指す研究者と研究機関に向けた科学論文の不正画像自動検出システム「ImaChek」をフルリニューアル

エルピクセルは、科学論文(ライフサイエンス分野の学術・学位論文)における不正画像の自動検出システム「ImaChek(イマチェック)」をフルリニューアルした。
従来製品に搭載されていた判定機能を改善し、新たに画像抽出

機能を加えたことにより、画像検査の一連の過程を自動化した。大学や研究機関において、これまで事前検出しきれなかった研究不正の見落としを防ぎ、発表前の科学論文における品質向上と信頼性担保を実現する。
また、今回のリニューアルに合わせ、本システムを通常提供価格より大幅割引にて導入できるキャンペーンを実施する。
●主な機能
1.画像が組み込まれた発表直前のPDFで入力可能
2.科学論文に含まれる画像の改ざんや使い回しを自動的に検出
3.検出・判定結果のドキュメントをダウンロード可能
●特長
1.科学論文の品質向上と信頼性担保 ー「意図した不正」と「意図しない不正」から科学論文を守る。
2.レピュテーションリスクの低減 ー「研究不正」発覚によるレピュテーションリスクを事前に防止する。
3.検出の自動化により出版までの時間を短縮 ー これまで手動で行われていた不正画像検出を自動化・効率化する。
●キャンペーン概要
期間限定で新規導入キャンペーンを実施する。
キャンペーン特典として、導入した大学・研究機関向けに画像処理と本システムの使用方法に関するセミナーを提供する。
・期間 2019年11月7日(木)~2020年1月31日(金)
・価格 15万円~(通常導入価格の80%OFF)


製品に関するお問合せ先
エルピクセル(株)事業開発本部
TEL 03-6259-1972
Email:imachek@lpixel.net
https://lpixel.net

 

介護見守りシステム「ネオスケア」の廉価版が登場。サーバーレス構成モデルを追加

ノーリツプレシジョンは、現在販売中のロボット介護機器「ネオスケア(Neos+Care)」に、一部機能を制限した廉価版となる「サーバーレス構成モデル」を、販売開始(オープン価格)した。同モデルの販売を通じて、介護業界における見守りシステムの導入を促進し、転倒事故の防止や介護業務の負担軽減を通じて、介護の質の向上に貢献していく。
●ネオスケアについて
ネオスケアは、写真処理機器で長年培ったノーリツプレシジョンの画像処理技術を活用し、極めて精度の高い検出とプライバシーに配慮した上で視認性の高い映像再現を実現した、革新的なロボット介護見守り機器。
●サーバーレス構成モデルについて
販売中のサーバーを設置するモデルは、集中管理によるきめ細かい介護サービスの提供に貢献し、市場で高い評価を得ている。一方で、初期投資を抑えたいという顧客もいるため、これらの顧客のニーズに応え、検知精度はそのままに、一部の管理機能を見直すことでサーバー設置を不要とするモデルを開発した。


製品に関するお問合せ先
ノーリツプレシジョン(株)
http://www.noritsu-precision.com

 

クリエイティブワーク市場向けに4K UHD表示対応の27型モニター

EIZOは、27型・4K UHD(3840×2160)解像度のカラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge(カラーエッジ) CS2740」を発売した。価格はオープン価格。
ColorEdge CS2740は、フォト・動画制作・デザインなど、クリエイティブワークを楽しむ幅広いユーザーを対象としたカラーマネージメントモニター。十分な制作スペースとコンパクトさを兼ねる27型サイズで、4K UHD(3840×2160)の高解像度表示を実現。27型サイズで一般的なWQHD(2560×1440)解像度に比べ、縦にも横にも1.5倍の情報をより高精細に表示できる。


製品に関するお問合せ先
EIZO株式会社 企画部 マーケティングコミュニケーション課
TEL:076-277-6795
www.eizo.co.jp/press/

 

デジタルPET-CTスキャナ「Cartesion Prime」販売開始

キヤノンメディカルシステムズは、デジタルPET検出器を搭載した、デジタル PET-CT装置「Cartesion Prime(カーテシオンプライム)」を販売開始した。
同社は2014年にLarge Bore PET-CT装置Celesteionを販売開始し、高い時間分解能を有した高性能Time-of-Flight(TOF)機能だけでなく、アーチファクトの少ないPoint Spread Function(PSF)補正や独自の再構成機能であるClear Adaptive Low-Noise Method(CaLM)の搭載によって、国内外で高い評価を得てきた。
これまでPET-CT検査の利用は悪性腫瘍を対象とした全身検査が中心であったが、近年では脳神経領域や心臓領域での利用拡大が期待されている。また悪性腫瘍においても新たな治療法の登場によってPET-CT検査の重要性が増していくことが考えられる。
Cartesion Primeは、このような医療情勢の変化に対応したハイエンド装置として開発された。デジタルPET検出器の搭載により、より一層のTOF性能の向上と、Celesteionで培った各種技術に加えて、臨床使用において高い評価を頂いているCT技術を搭載することで検査の効率化と質の高い医療に貢献する。
●新製品の主な特長
1.デジタルPET検出器による大幅な画質向上
Cartesion PrimeはLYSOシンチレータと半導体光センサを組み合わせたデジタルPET検出器を用いることでTOF性能の指標である時間分解能において280ピコ秒未満を達成した。また高感度・大視野の検出器は、効率的なデータ収集を可能とし、同一収集時間・同一投与量の場合には大幅に画質を向上することができる。
2.多様な機能を有する80列CT装置を搭載
Cartesion PrimeのCT部には最新鋭の80列CT装置を採用した。X線光学系技術PUREViSION Optics、被ばく低減技術AIDR 3D Enhanced、金属アーチファクト低減処理SEMAR等を搭載し、幅広い検査で高速・低被ばく・高画質なPET-CT検査を実現する。
3.安全で快適な検査環境
Cartesion Primeは被検者だけでなく操作者に対しても安全で快適な検査環境を提供する。最低地上高47.5cmの寝台はフットスイッチを有しており、介助しながらの寝台操作が可能なため乗降時の安全性が高く、また寝台操作と同時に介助を行うことは操作者の被ばく低減にもつながる。さらに新たに搭載されたSUREPositionにより操作室から寝台の上下および左右位置の調整が可能となった。これによって効率的で操作者の被ばくが少ない操作が可能となる。被検者に対しては、大きいボア径78cmのフレアデザインガントリと47cm幅の天板によって快適性が向上している。


製品に関するお問合せ先
キヤノンメディカルシステムズ(株)広報室
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon

 

次世代ワークフローを搭載したCT「Revolution Maxima」日本国内で先行発売

GEヘルスケア・ジャパンは、多様化している日本の医療現場のニーズに応えるべく最新Deep Learning技術を搭載したCT装置「Revolution Maxima」を世界に先駆け、日本で先行発売開始した。
Revolution Maximaは最新のフルデジタル検出器のハードウェア・逐次近似画像再構成法ASiR-V等ソフトウェアを数多く採用し、医療を取り巻く環境が変化し続けている中でも顧客のニーズに応え続けられることをコンセプトに開発した。CT検査で世界的にも課題となっている検査工程の一連の煩雑な流れを大きく改善し、患者に安全で高品質な検査を提供することが可能になった。また、人工知能の進歩もあり、このような高品質な検査を常に安定的に実施すべく人工知能AIをベースとした患者のポジショニングを自動で実施する技術を業界で一早く取り入れた。
同製品はMaximaはDeep Learning技術を活用することで、患者一人ひとりに最適なポジショニングを自動で計画し、最も効果的なCT検査を実現する。また、人材不足やローテーションによるCT検査のばらつきを解消し、作業の効率化に貢献する。
●製品特徴
AI技術を駆使した次世代ワークフロー
CT装置は患者ごとに異なる体格や検査内容等、多くのニーズに応える必要がある。また、医療現場ではこれらの検査を短時間で、正確に、かつ患者への負担を最小限に抑えることが求められる。GEヘルスケア・ジャパンの最新CT装置Revolution Maximaでは人工知能AI技術を活用し、患者ごとに最適な検査を実施するためのポジショニングを自動計画します。安全な低被ばく検査であり、誰がいつ撮影しても非常に高い検査の再現性があり、一人ひとりに最適な検査を実現することでプレシジョン・ヘルスの実現に貢献する。(別途有償オプション)
フルデジタル検出機
フルデジタル検出器技術を使用したClarity検出器とDAS(Data Acquisition System)により、電気ノイズ44%低減、発熱量90%低減、散乱線量25%低減を実現。高速かつ低線量高画質の実現に努めた。(同社比)
逐次近似画像再構成法ASiR-V
画像ノイズ低減と密度分解能を向上させるGE独自の次世代画像再構成技術。ASiR-Vを用いることにより、従来比最大82%の被ばく低減、135%の低コントラスト分解能向上、91%のノイズ低減、さらには2.07倍の空間分解能向上を達成し、アーチファクトの低減も実現した。(同社比)


製品に関するお問合せ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コーポレート コミュニケーション
TEL 0120-202-021
www.gehealthcare.co.jp