9月号掲載 新製品情報

ベッドサイドモニタ CSM-1000シリーズライフスコープ G7/G5 新発売

日本光電はこの度、バイタルサイン(心電図や血圧などの生体情報)を測定するベッドサイドモニタ CSM-1000シリーズ ライフスコープG7/G5を発売した。

本製品の主な特長は次のとおり。

1.Preventive Intervention

上位機種CSM-1901にも搭載している、リアルタイムの数値・波形と過去のレビューデータを同時に表示する機能「G-Scope」を継承し、病態変化を確実に捉え素早い診断・治療

をサポートする。最適な輸液管理をサポートする血行動態グラフでは、在院期間の短縮や合併症の低減に貢献する。

2.Holistic Care Platform 

手術室から集中治療室(ICU)等への移動時には、同製品に装着している入力箱を取り外し再装着することで、移動先のベッドサイドモニタに患者さんの情報を引き継ぐ。連続モニタリングを実現するとともに、数値だけでなく波形やトレンド情報等をシームレスに提供できる。また標準規格HL7に対応しており、電子カルテ等の院内システムとバイタルデータとの連携を可能にし、将来

のビッグデータの構築にも貢献する。

3.Human Machine Interface

日本光電独自の血圧測定方式iNIBPを搭載しているほか、救急脳波用ディスポ電極・ヘッドバンド等を用いた簡単な8チャネル脳波測定が可能。また、超音波プローブ「First Echo」を本製品に直接USBで接続、操作キーを押すだけで、すぐに超音波検査画像を表示できます。救急外来等での迅速な超音波診断をサポートする。

4.次世代ディスプレイの搭載により優れた視認性を実現

ディスプレイは新たにダイレクトボンディングLCD を採用し、どの角度から見ても反射が少なく、鮮明に数値・波形を表示します(CSM-1501を除く)。また、オリジナルの数字フォントにより、離れた場所からでも容易に数字を判別できる。さらに、ディスプレイには薬剤などの影響を受けにくい特殊加工を施しており、適切なクリーニングにより感染リスクの低減にも貢献する。


製品に関するお問合せ先
日本光電工業株式会社
生体モニタ事業本部
事業企画部
TEL 03-5996-8099

 

HDRフラットディテクタ搭載血管撮影装置「Artis zee i」販売開始

シーメンスヘルスケアは、HDRフラットディテクタと16 bit イメージングチェーン技術の搭載により高画質を実現する血管撮影装置「Artis zee i」の販売を開始した。Artis zee i は、血管撮影装置Artis zee PUREシリーズの上位機種となり、主に頭頸部や腹部血管のインターベンションに注力する施設を主要ターゲットとしている。

高度化・複雑化が進むインターベンション領域において、より効果的な治療や病変を絞り込んだ治療に向けた取り組みが進んでいる。Artis zee i は、これまでハイエンドの

血管撮影装置に搭載されていたHDRフラットディテクタと16 bitイメージングチェーン技術

の搭載により、低線量でも優れたイメージクオリティをルーチン検査で実現し、高度かつ複雑な治療に必要な病変の抽出に優れた画像を得ることができる。さらに、最新のイメージガイダンスアプリケーションを搭載し、最適なインターベンション治療環境を提供する。Siemens Healthineersは、より精度の高い診断や治療をサポートすることで、医療施設におけるプレシジョン・メディシン(個別化医療)の拡充に貢献する。


製品に関するお問合せ先
シーメンスヘルスケア(株)
TEL 0120-041-387
www.healthcare.siemens.co.jp

 

MRI用電磁波防護服「MRIプロテクター」を共同開発し発売

メディカル・エイドは、MRI用電磁波防護服「MRIプロテクター」を発売した。

MRIプロテクターは、MRIから発生するRFパルス(高周波電磁波)による体内にインプラントされている非磁性金属(ステント・胸骨ワイヤー等)や指輪や手首等の金属固定具、刺青の染料に含まれる金属成分の発熱や変色予防と折り返しによるアーチファクトを抑制するための電磁波防護服。

同社のカプセル内視鏡用電磁波防護服「MGベストCES」の技術をベースに開発が進められ、RFパルスを約90%減衰することができる。金属の発熱リスクが1.5T MRIの4倍である3T MRIでも使用でき、患者の安全を確保でき、検査担当技師が安心して検査を実施できる。

MRIプロテクターは、(株)ムトウグループ、小西医療器(株)グループ、(株)八神製作所グループを販売代理店として発売された。


製品に関するお問合せ先
メディカル・エイド(株)
TEL 0725-53-3270
http://www.medical-aid.co.jp/

 

新搬送用モニタIntelliVue X3/MX100の販売開始

フィリップスは、生体情報モニタリングソリューション「IntelliVueシリーズ」の新ラインナップとして、「IntelliVue X3」「IntelliVue MX100」の販売を開始した。「IntelliVue X3/MX100」は、ICUや手術室など急性期部門でのモニタリングソリューションのひとつとして使用する他、リハビリ/慢性期において呼吸器を装着した患者や心疾患患者、小児患者など、自立歩行する患者の単体モニタとしても使用できる製品。

「IntelliVue X3/MX100」は、ベッドサイドモニタ、セントラルステーションなどのIntelliVueファミリーと統合することで、患者搬送中の患者データのギャップを解消し、シームレスなモニタリングを実現している。さらに、セントラルモニタを経由して部門システムや電子カルテシステムに接続することで、患者データへのタイムリーなアクセスを可能とし、スピーディな臨床判断もサポートする。また、スマートフォンのように慣れ親しんだ直感的な操作を可能とし、機器の取り扱いにかかる時間が短縮されるため、医療従事者が患者のケアにより集中できるようになった。これらに加えて、米国ECRI(Emergency Care Research Institute)が2018年に発表した患者安全に対する課題トップ10にも含まれている「機器の洗浄・消毒・滅菌」にも様々な配慮がされている。クリーニングしやすい形状と、強力な薬剤への耐薬品性を考慮した素材の採用で、現場の感染防止対策をサポートする。

【「IntelliVue X3」の主な特長】

  1. ベッドサイド及び搬送中でもモニタリングを継続し患者データをシームレスに共有

ベッドサイドではマルチメジャメントモジュールとして、搬送時は堅牢な院内搬送用モニタとして使用でき、常にモニタリングを継続することが可能。さらに、IntelliVueファミリーと統合することで、搬送中も途切れのないデータフローを実現している。手術室からICUへの搬送など部門をまたがっての患者搬送にも対応している。

  1. 直感的なユーザーインタフェース

6.1インチのワイドタッチディスプレイを搭載。従来のIntelliVueモニタの流れを引き継ぐインタフェースでありながら、スマートフォンのような直感的なタッチ操作が可能。使用時の向きに合わせて、表示を自動回転させることもできる。

  1. 感染対策をサポート

ディスプレイにはAntimicrobial Corning. Gorilla. Glassを採用し、強力なクリーニング剤にも耐えられるよう設計されている。筐体は従来のIntelliVueモニタの60倍の耐薬品性がある。


製品に関するお問合せ先
(株)フィリップス・ジャパンブランドコミュニケーション部
TEL 03-3740-5896
www.philips.co.jp/healthcare

 

がん検診の受診率アップを目指した無料アプリ「レディス健診サポートアプリ」をリリース

医療法人DIC宇都宮セントラルクリニックは乳がん検診の受診を促す無料アプリの運用を始めた。

国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」最新がん統計(2016年8月2日更新)では11人に1人が乳がんになると言われ、女性のがんの中で最も多いのが乳がんである。宇都宮セントラルクリニックは、乳がん専門医やマンモグラフィ読影認定医師を在籍させ、3Dマンモグラフィ(通常2D)や自動乳房超音波検査装置などの検査機器を整備し、乳がん検診に力をいれてきた。

【アプリの特徴】

その1 医師監修アプリ

宇都宮セントラルクリニック理事の佐藤俊彦氏監修のもと開発された。クリニックからの発信だけでなく、アプリユーザーと医師との双方コミュニケーションツールを目指す。

その2 定期的な乳がん検診をアナウンス

乳がん検診は定期的な受診がとても大切なため、前回の受診日時から、次の適切な受診時期を知らせる。検診のご予約はアプリから手軽に可能。また、自分でできるセルフチェックの方法も案内している。

その3 乳がんに関するお知らせを配信

セミナーの情報や、乳がんに関する知識、クリニック監修のブログやメルマガの配信状況など、様々なお知らせを配信。ユーザーに、乳がんに対する正しい知識を身につけてもらうことが啓蒙活動の第一歩と考える。


製品に関するお問合せ先
医療法人DIC宇都宮セントラルクリニック
https://ucc.or.jp/

 

TAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)用デバイス「コアバルブ Evolut PRO」の販売を開始

日本メドトロニック(株)は、大動脈弁狭窄症患者さんを対象としたTA

VI(経カテーテル大動脈弁置換術、以下TAVI)用デバイス「コアバルブ Evolut PRO(コアバルブ エボリュートプロ)」(以下、Evolut PRO)の販売を開始した。Evolut PROは、大動脈弁狭窄症患者さんに対する血行動態の改善と、2016年より販売しているEvolut Rの外側にブタ心のう膜のアウタースカートを追加することによる弁周囲逆流(PVL ; Paravalvular Leak)の軽減を主な目的として開発され、日本では2018年6月29日に承認された。


製品に関するお問合せ先
日本メドトロニック(株)
http://www.medtronic.co.jp