令和三年 元旦 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

昨年から引き続き、新型コロナウイルス感染症が猛威を奮い自粛生活を余儀なくされている中にあっては、本来はおめでたいはずのお正月も、晴れ晴れしい気持ちで過ごせないという方も多いのではないでしょうか。しかし、悲観的になっても何も良いことはありません。ここはひとつ、このコロナ禍を逆手にとって、新たな時代を切り開くというくらいの気概を持つこともまた重要です。歴史を振り返れば明治維新によって幕藩体制が崩壊した際には、路頭に迷うものもいた一方で、新たな波を上手く乗り切るものもいて、彼らが新たな時代をつくってきました。その変革の積み重ねが、今の日本を形づくっているといっても過言ではないでしょう。

さて、新型コロナウイルス感染症は今までの生活様式を一変させ、オンライン化を加速させています。まさに今は既存の価値観と新たな価値観のせめぎあいの時代でもありますが、徒らに昔を回顧するような後ろ向きな考えになびくことなく、新たな時代を乗り切っていきたいものです。

本年も皆様のご多幸をお祈りしますと共に、引き続きJMS誌をご愛顧賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。