新元号あやかり婚! まずは”心の鬼”退治を。

5月1日に新元号を迎える本年、もし未来の自分の人生に「結婚」は絶対外せないという気持ちがあるならば、まさに新元号にあやかって、年内の成婚へ向けて全力で直走っていきましょう。

ただそう意気込んだところで、たいていは過去の自分の生き方に照らし合わせ、“果たしてそう簡単にうまくいくだろうか、本当に結婚できるだろうか”と、思ってしまうことはままあります。年齢と経験を重ね、理知的に考える習慣が身についてしまうとなおさらです。そうして「年齢が、容姿が・・・」と結婚できない理由を並べ立てるばかりで行動しない。いかにも良く聞く話ですが、しかしそう早々と結論付けてしまうのは、本当に理知的な判断によるものでしょうか。客観性はあるのでしょうか。むしろそれは、長年に亘って貴方を縛り続けてきた「何物か」のせいなのかもしれません。結婚したくてもできない理由、それはもしかすると“心の鬼”の仕業なのかもしれません。

とすると、新たなスタートを切ろうとする今、この「鬼退治」から始めなくてはなりません。奇しくも2月3日の「節分」は、この心身に纏わりついた厄禍を祓い落とすに適した行事です。そこで改めて、この節分の意味を振り返ってみましょう。

そもそも節分とは、「季節の変わり目」を意味します。本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す「節日」として、1年に4回ありました。ただ、冬から春に切り替わる「立春」は、1年の「はじまり」として尊ばれ、次第に節分と言えば、「立春」の前日のみを指すようになりました。

節分に「豆まき」をする理由は、季節の分かれ目には「邪気」が入りやすいと考えられ、古代の中国では、旧暦の「大晦日」に当たる節分に、旧年の厄禍を払い清める「追儺(ついな)」、「鬼遣(おにやらい)」という鬼払いの行事が行われていました。それが奈良時代の日本に伝来し、平安時代の宮中行事として定着したからだとされています。そしてこの「追儺」と宮中の季節毎の節分時の邪気を払う「豆打ち」の儀式が融合し、「豆まき」となったと言われています。ちなみに、豆である理由は、日本では古より穀物や果物には邪気を祓う霊力があるとする「穀霊信仰」があったからです。

そうつまり、あなたが結婚したくてもできない理由は、全て“鬼”のせいだったのかもしれません。ただ、こうして「節分」の意味を理解し、今まさに心の厄を祓う誓いを立てた貴方は、鬼退治までもうあと僅かといったところでしょう。そうして厄落としに成功した暁には、必ずや良きご縁へと導かれ、2人揃って新たな門出を迎えられることでしょう。

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