JMS誌・創刊300号達成!

 お蔭さまでJMS誌は、1993年1月の創刊号から数え、今号をもって300号を迎えることができました。創刊に当たっては当時の医師会長であった羽田春兔先生より「JMS」の誌名をいただき、以降も多くの先生や専門家の方々からご指導、ご鞭撻をいただきながら、これまでに30年余の歴史を積み重ねてまいりました。出版不況といわれて久しい中、ここまで版を重ねてこられたのは、対談や寄稿などでご協力いただいた先生方はもちろん、有志の広告主の皆さま、そして購読者の皆さまのお陰であり、略儀ではありますがこの場を借りて御礼申し上げます。

 さて、その30年余りの間、内外では政治、経済、技術等々、様々な領域で劇的な変化が起きてきました。さらにその先に待ち受けている変化や進化については、創刊当時の人々が現在の状況をおよそ予測し得なかったのと同様、現在の我々も将来の正確な予測を立てることは難しいでしょう。ただ、かねてより弊誌が唱えてきた「心身ともに健康で豊かな長寿社会」「人類と地球との共存」というビジョンは徐々に共有され、その実現に向かって社会が動き始めていることは確かなようです。

 もとより弊誌は、医師の先生方に向けて将来を展望し得る情報を提供し、もってそのソサエティの環を拡げることを目的としてきましたが、発信する情報は医療の枠にとらわれず、多様な分野に跨ってきました。

 弊誌「JMS」は今後も引き続き、医療を含めた様々な分野の情報を発信することを通じて、読者の皆さまの将来展望の一助となる媒体であり続けられるよう、努めてまいる所存です。