8月号掲載 新製品情報
エントリーワークステーション新製品を発表
日本HPは、「HP Z Workstation」のエントリーワークステーション「HP Z2 Mini G4 Workstation」、「HP Z2 SFF G4 Workstation」、「HP Z2 Tower G4 Workstation」を発表する。プロフェッショナルワークフローの生産性を強化し、グラフィックスの性能や、拡張性、シームレスな体験、セキュリティ機能、コストパフォーマンスに優れた製品。
同製品は、日本HPのオンラインストアHP Directplus( http://www.hp.com/jp/directplus_smb )、日本HP販売代理店、HP Directplusコールセンター、HP Directpartnerにて、8月下旬より順次販売を開始する。
「HP Z2 Mini G4 Workstation」、「HP Z2 SFF G4 Workstation」、「HP Z2 Tower G4 Workstation」は、セキュアで扱いやすいエントリー向けのワークステーション。自己修復に対応したBIOSとユニークなHPエンドポイントセキュリティコントローラーを搭載し、進化するマルウェアの脅威から保護する。「HP Sure Start Gen4」や「HP Sure Run」などのセキュリティソリューションによって、PCを保護している重要なセキュリティプロセスをマルウェアの攻撃から保護する。さらに、「HP Manageability Kit Gen2」で複数のデバイスを容易に管理することができる。
「HP Z2 Workstation」シリーズは、ワークステーションの厳しい信頼性基準に基づいて設計されている。Thunderbolt 3.0カード(後日販売開始予定)による高速なデバイス接続が可能で、数多くのアプリケーションに対応している。また「HP Performance Advisor」を利用して、ソフトウェアやドライバーの最適化が可能で、インテルR XeonRプロセッサーやECCメモリを導入して信頼性を強化できる。カスタマイズ、拡張性、将来のパフォーマンスアップグレードの可能性に対応する数多くのI/Oオプションを選択できることも特長である。
HP Directplus価格(税抜)
HP Z2 Mini G4 Workstation 143,000円~ 8月下旬
HP Z2 SFF G4 Workstation 117,000円~ 8月下旬
HP Z2 Tower G4 Workstation 126,000円~ 8月下旬
製品に関するお問合せ先
(株)日本HP
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL 0120-436-555(携帯電話,PHS 03-5749-8291)
http://www.hp.com/jp/www.gehealthcare.co.jp
核医学検査装置に、画質向上と収集時間短縮を可能にする最新機能を搭載した新ラインナップを発売
GEヘルスケア・ジャパンは、核医学検査に使用されるSPECT/CT装置およびSPECT装置のラインナップを、最新機能を多数搭載した製品で構成される800シリーズとして販売開始した。充実したラインナップの提供により、国内の診療・研究における専門性の高い大学病院や研究施設、総合大型病院から地域中核病院までの顧客をターゲットとし、核医学検査に求められる幅広い用途および診療ニーズに応える。
800シリーズのSPECT/CT装置では、検出器の感度を向上させる新しいコリメータとコントラストを向上させるソフトウェアを組み合わせて搭載している。これにより、スキャン時間の短縮を実現し、病変描出能を改善した。さらに、同時にバージョンアップされる核医学装置のワー
クステーション Xeleris 4DRとの組み合わせにより、従来煩雑であった定量化のための操作手順がよりシンプルになった。また、Xeleris 4DRでは定量アプリケーションの機能も大幅に強化。目的とする臓器や病変部位の自動抽出機能を大幅に進化させたことで、様々な検査目的を持つ核医学診断に適した定量値を提供できることと期待されている。
製品に関するお問合せ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)コミュニケーション本部
TEL 0120-202-021
www.gehealthcare.co.jp
薬剤師の業務効率化を目指した保険薬局用電子薬歴システム「PharnesV-MX」
PHCホールディングスの100%子会社である、PHCは、保険薬局用電子薬歴システム「PharnesV-MX」を発売した。
PharnesV-MXは、薬剤師の業務改善を目指した新しい電子薬歴システム。ひと目で把握できる薬歴表示と充実した医薬品データベースに加え、薬剤師の業務効率化に役立つ機能を搭載している。ソフトウェアやデータベースなどの配信データを自動でバージョンアップする機能を追加した上、薬剤師の在宅患者さんへの訪問時に、実際の業務フローに合わせてスムーズに薬歴と在宅報告書を作成できるよう、システムに工夫を加えた。さらに、同社の電子版お薬手帳「ヘルスケア手帳」と連携させ、「ヘルスケア手帳」に蓄積された患者さんのお薬手帳情報をPharnesV-MXに取り込み、他の薬局で調剤された医薬品も含めた薬の飲み合わせをチェックすることを可能とした。
製品に関するお問合せ先
PHCホールディングス(株)IR・広報部
TEL 03-6778-5311
https://www.phchd.com/jp/
下部消化管用拡大スコープ 「EC-L600ZP7/L」新発売
富士フイルムメディカルは、内視鏡システムの光源に波長の異なる2種類のレーザーを用いた内視鏡システム「LASEREO」用スコープのラインアップとして、レーザー専用下部消化管用拡大スコープ「EC-L600ZP7/L」を発売した。
大腸内視鏡検査においては、患者の大腸が長いケースや大腸が脆弱なケースでは、ロングタイプのスコープが使用されることがある。スコープ長が長ければ長くなるほど挿入が難しくなるが、「EC-L600ZP7/L」は、硬度調整リングを回すと軟性部の硬さを任意に調整できる「硬度調整機能」によって、術者の好みに合わせて適切な硬さを選択することができ、スコープ先端部を大腸の深部まで挿入することをサポートする。さらに、高い弾発性を持つ素材を採用することで、手元の力が先端部まで伝わりやすくなった「高追従挿入部」と、挿入部先端が軟らかく曲がりやすくなっており、また、曲がった後はまっすぐに戻りやすい設計されている「カーブトラッキング技術」との組み合わせにより、特に、屈曲部が多く、挿入が難しい大腸へのよりスムーズな挿入をサポートする。
【主な特長】
(1)先端部外径が11.7mmと細径でありながら、光学ズームと鉗子口径3.2mmを確保
先端部径11.7mmと細径でありながら、消化管内の粘液などを除去するウォータージェット機能を搭載するとともに、鉗子口径3.2mmを確保。体液などの吸引性能と生検鉗子などの処置具の操作性能を維持した。
(2)スコープ軟性部の硬さを任意に調整できる硬度調整機能を搭載し、軟性部長1,690mmを確保
操作部に組み込まれた硬度調整リングを回すことで、スコープ軟性部の硬さを任意に調整することができる。術者の好みに合わせて適切な硬さを選択可能。スコープ先端部を大腸の深部まで挿入することをサポートする。
(3)「高追従挿入部」と「カーブトラッキング技術」により、挿入性を向上
高い弾発性を持つ素材を採用。医師が操作部をねじった時に、手元の力が先端部に伝わりやすくなった「高追従挿入部」を実現した。挿入部先端が軟らかく曲がりやすくなっており、曲がった後はまっすぐに戻りやすくする「カーブトラッキング技術」を搭載。スコープの挿入が難しい症例において、患者の身体的苦痛の低減と検査効率の向上が期待できる。
(4)ユーザビリティを追求した使いやすい操作部
各種操作ボタンを術者がアプローチしやすい位置に配置することで、スムーズな検査を実現。送気・送水ボタンと吸引ボタンも、指先で押せるように設計した。
(5)イメージセンサーにメガピクセルCMOSセンサーを採用
画像処理技術と組み合わせて、より精細な静止画と動画を提供し、病変の早期発見をサポートする。
製品に関するお問合せ先
富士フイルムメディカル(株)営業本部 マーケティング部
TEL 03-6419-8033
http://fms.fujifilm.co.jp/
除細動機能付き両心室ペースメーカ 「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D」
日本ライフラインは、MicroPort CRM製の除細動機能付き両心室ペースメーカ「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D(プラティニウム・4LV・ソナー・CRT-D)」及び専用リードである「SonRtipリード」が本年5月24日に薬事承認されたことを受け、同商品の販売を開始した。
CRT-Dは重症心不全の治療に用いる医療機器であり、心臓に電気刺激を与えることで、左右の心房心室を同期させ、心臓のポンプ機能の改善を図る心臓再同期療法(Cardiac Resynchronization Therapy)に用いられる。また、心不全には同期障害だけでなく、心室細動や心室頻拍といった致死性の不整脈を伴うケースも多く、ICDと同様に除細動の機能を併せ持っている。
「PLATINIUM 4LV SonR CRT-D」は、専用の心房リードである「SonRtipリード」と組み合わせて使用することにより、ペーシング間隔を自動調整し、最適な心臓再同期療法の実現に寄与する「Respond CRTシステム」を備えている。本システムでは、「SonRtipリード」の先端に搭載されたマイクロ加速度センサーが心筋の振動をリアルタイムに感知し、継続的に心臓の収縮力を測定する。安静時と労作時における測定値を独自のアルゴリズムにより評価し、その結果に基づいて週1回の自動調整を行うことで、最適な心臓再同期療法を実現する。
製品に関するお問合せ先
日本ライフライン(株)
https://www.jll.co.jp/
中堅規模病院向け電子カルテシステム 「HOPE LifeMark-MX」
富士通は、300床未満の中堅規模病院を対象にした電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-MX」を販売開始した。
同製品は、業界トップシェアを誇る中堅規模病院向けの同社電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE EGMAIN-LX」をベースに、病床数にあったハード構成やオプションを自由に組み合わせることができるなど新しい機能をフレキシブルに提供するもので、使いやすさを重視したシンプルな操作性を実現している。また、新たにがん治療で投与する薬剤の計画書作成から運用までをトータルで行えるレジメン機能を搭載している。
製品に関するお問合せ先
富士通コンタクトライン(総合窓口)
TEL 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分
(土曜日・日曜日・祝日・同社指定の休業日を除く)
http://www.fujitsu.com/jp/