2020年1月号掲載 新製品情報

医用画像表示用ディスプレイ「Coronis Fusion 6MP」および「Coronis Fusion 4MP」の日本国内販売開始

バルコ株式会社は、2019年11月より医用画像表示用ディスプレイ「Coronis Fusion 6MP」および「Coronis Fusion 4MP」の日本国内販売を開始した。
本製品は仕切りの無い30.4インチのワイド画面を採用し、多様なモダリティ画像を1画面表示に対応したFusionコンセプトの最新機種。同社は医療従事者の画像観察効率化を実現する製品設計に取り組んでおり、2007 年に世界初6MPワイドフォーマット表示の「Coronis Fusion6MP DL (MDCC-6130)」においてFusionコンセプトの製品をリリースしている。 また、本製品はフラッグシップモデルである12MPカラーディスプレイ「Coronis Uniti」で培ったカラー画像表示の再現性向上機能と、画像観察支援機能の多くをサポートしている。

■ 主な特長
1. 30.4インチ・ワイドフォーマット仕様の広色域液晶パネルを採用
2. Steady Color™(リニアカラー表示)対応
3. 暗部の視認性を高めた高コントラスト表示
4. キャリブレーション推奨輝度600cd/m2を業界最長140,000時間保証
5. SoftGlow™(間接照明)を搭載した新設計の薄型設計
6. ケーブル接続の取り回し改善(デイジーチェーン接続対応/電源内蔵)
7. 常時画面補正を行うi-Guard™センサー搭載
8. 設置環境に応じて選択可能な画面表面処理


製品に関するお問合せ先
バルコ株式会社
ヘルスケア事業部 メディカルイメージングチーム
〒143-0006
東京都大田区平和島5丁目1番1号
ヤマトインターナショナルビル8F
TEL: 03-5762-8720 / FAX: 03-5762-8740

 

ワイヤレスプローブ・超音波画像診断装置「iViz air(アイビズ エアー)」AI技術を活用して開発した尿量自動計測機能を搭載

富士フイルムメディカル株式会社(社長:新延 晶雄)は、5.5インチ画面のスマートフォン型の本体と、ワイヤレスのプローブ(約190g)で構成され携帯性に優れたワイヤレス超音波画像診断装置「iViz air (アイビズ エアー)」を12月16日より発売する。富士フイルムの画像処理技術により、携帯性と高画質を両立した超音波画像診断装置を実現。
今回発売する「iViz air」は、在宅医療の現場で需要の高い高齢者の排泄ケアに向けた機能を搭載。AI技術を活用して開発した膀胱尿量自動計測機能により、従来は超音波画像を目視することで確認していた膀胱の自動抽出・キャリパーの自動配置を可能にする。これにより、今まで検査者の技術に頼っていた計測の均一化にも貢献する。

■ 主な特長
1. ワイヤレス設計で小型・軽量
超音波プローブと本体をWi-Fiで接続して使用するワイヤレス設計。
2. 速立ち上げ/長時間検査が可能
プローブの電源を入れて20秒で検査開始可能。また、省電力設計によって長時間駆動を実現し、連続3時間の検査が可能。
3. 画像理技術で高画質な超音波画像を提供
同社の画像処理技術「Clear Visualization(クリア ビジュアライゼーション)」により、超音波画像特有のノイズを低減。体内組織の境界をクリアに描出し鮮明な画像を提供する。
4. 直観的な操作が可能な233万画素のモニターを搭載
ピンチやスワイプなど、スマートフォン同様に、直感的な操作が可能。また、233万画素のモニターで鮮明で高精細な超音波画像を提供する。
5. AI技術を活用して開発した尿量自動計測機能を搭載
在宅医療で需要の高い排泄ケアにおいて、導尿や摘便を適切なタイミングで処置するためには、医師や看護師が膀胱の状態や尿量を正確に評価する必要がある。AI技術のひとつであるディープラーニングを活用して開発した「膀胱尿量自動計測機能」は、超音波画像を解析し、膀胱内の尿量を自動で算出。効率的で適切な排泄ケアの実現をサポートする。

■ 価格
希望小売価格:880,000円(税別)
3年サポートプラン :977,200円(税別)
導入〜3年目までの落下などによる突発故障をサポート。
5年サポートプラン :1,048,000円(税別)
導入〜5年目までの落下などによる突発故障をサポート。


製品に関するお問合せ先
富士フイルムメディカル株式会社
営業本部 マーケティング部
TEL : 03-6419-8033

 

医療機器認証を取得した小型のウェアラブル血圧計 オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900Tシリーズ〜 HeartGuide™発売 〜

オムロン ヘルスケア株式会社は、腕時計サイズの小型で手首での血圧測定を実現した「オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900Tシリーズ(以下HeartGuide)」を12月3日に発売した。
この度発売したHeartGuideは、独自に開発した幅の狭い新構造のカフや主要部品を一新することで、常時手首に装着可能な腕時計サイズを実現したウェアラブル血圧計。これにより、日中の行動下など、気になった時の血圧をいつでも簡単に医療精度で測ることが可能となる。

■ 主な特長
1. 独自のカフ構造で、従来比約50%のカフ幅でも正確に血圧を測定
1つのカフで実現していた機能を、複数のカフを配置しそれぞれのカフの機能を最適化することで、従来の約50%というカフ幅でも十分に動脈圧迫でき、正確な血圧測定が可能な構造を新しく開発。
2. 部品の小型化により、従来商品比で本体容積の約65%の小型化を実現
圧力センサや空気を制御するための弁など、血圧測定に必要となる主要部品を独自に開発し小型化。本体容積を当社従来手首式血圧計から約65%小型化し、約35%までコンパクトにした。
3. 専用アプリ「HeartAdvisor」で、測定データを管理
HeartGuideは、血圧に加え、歩数や歩行距離などの活動データ、睡眠時間などの睡眠データを測定します。それらのデータは、専用アプリ「HeartAdvisor」で管理することができる。
同社の健康管理アプリ「OMRON connect」で、血圧と体重管理をされている方のデータは「HeartAdvisor」でも管理可能。
4. 服薬時間のお知らせなど、血圧管理に有用な機能を搭載
通常、本体には時計画面が表示されている。測定結果表示に加え、リマインダー機能により服薬時間や血圧測定時間を設定すると振動と画面アイコンでお知らせし、血圧管理をサポートする。さらに、ペアリングしているスマートフォンの電話やメール着信の通知機能も搭載。

■ 価格
79,800円(税抜き)※オムロンヘルスケアストアでの販売価格


製品に関するお問合せ先
オムロン ヘルスケア株式会社
URL: https://www.healthcare.omron.co.jp/

 

研究者向けデータ解析プラットフォーム「BioXM」を販売-情報と研究者の知識を統合し解析を支援-

インフォコム(株)は,欧米企業を中心に研究者向けITサービスを開発・提供するBiomax Informatics AG(ドイツ,CEO Dr. Klaus Heumann,以下Biomax)と契約し,ライフサイエンス領域のデータ解析プラットフォーム「BioXM」の販売を開始した。

■背景
製薬企業における研究開発部門では、日常的に社内外の膨大な研究データを取り扱っており、近年そのデータの量、種類、更新頻度は増大している。また、臨床データや統計データ等を自社の研究に組み合わせることにより、効率的かつ高度な解析が求められている。

■製品概要
「BioXM」は、社内外の研究データ(論文・実験データ・化合物データ・遺伝子データ等)を検索・抽出・解析し、データ間の因果関係を視覚的に表現し知識として活用するデータ解析プラットフォーム。

■主な機能
・構造化・非構造化データの一元管理が可能なリポジトリ機能
・公開データベース(論文・臨床試験・遺伝子・化合物等)への自動接続機能
・データの意味付け・解析等を支援するデータ解析支援機能
・解析結果を元に、データ間の因果関係を可視化する機能

■販売実績
製薬:Boehringer Ingelheim GmbH(ドイツ)、 Sanofi S.A.(フランス)
食品:Nestlé S.A.(スイス)
官公庁:欧州特許庁 等

■販売計画について
オンプレミス及びクラウド形式での販売・サポートを行い、今後3年で20社の導入を見込んでいる。また、製薬企業等で広く活用されているワークフロー型データ解析ソフト「KNIME※1」と組み合わせて利用する事により、経験が少ない研究者でも高度なデータ解析を実現できるよう支援していく。


製品に関するお問合せ先
インフォコム株式会社
ヘルスケア事業本部ヘルスケアサービス部ライフサイエンスG
TEL 03-6866-3860
info-science@infocom.co.jp
https://www.infocom.co.jp/