【連載】癒しのTRINITY(トリニティ)
癒しのTRINITY(トリニティ)
キュアからケアへと現代医療が移行しつつある中で、医療関係者にとって「癒し」は大きなテーマとなっています。本稿はこの「癒し」をテーマに、日本やヨーロッパで癒しに深く関わった偉大なる女性たちの足跡を辿る紀行文となっています。かつてヨーロッパでは医療は修道女が担っていたことからも、宗教関係者が多く取り上げられています(文:南雲七海)。
年 | 月 | 対象者 | タイトル | 国 |
2016 | 1 | テューリンゲンのエリーザベト | 病者への比類なき献身 | ドイツ |
2016 | 2 | ベギン会とハデウェイヒ | 「敬虔な女性たち」による慈愛の実践 | ベルギー |
2016 | 3 | 被昇天の聖母マリア | 「至高の女性」による愛と救済 | ベルギー |
2016 | 4 | アマテラスと卑弥呼 | 女性の霊力と「妹の力」 | 日本 |
2016 | 5 | 光明皇后と観音信仰 | 仏教に根差した慈善活動 | 日本 |
2016 | 6 | 井深八重とハンセン病 | 「一粒の麦」が辿る聖化の道 | 日本 |
2016 | 7 | 草津のコンウォール・リー | 日本で遂げし自己犠牲の生涯 | 日本・イギリス |
2016 | 8 | アッシジのクララ | 揺るぎなき決断の誉れ | イタリア |
2016 | 9 | シエナのカタリナ | 突き抜けた愛と行動力 | イタリア |
2016 | 10 | ビルギッタとハッセルブラッド | 北欧の聖女による「統一」への尽力 | スウェーデン(ローマ) |
2016 | 11 | 全世界のマザー・テレサ | 小さな花のテレーズの実践的継承 | インド |
2016 | 12 | S・フロイトとアンナ | ヒステリー研究から児童分析へ | オーストリア |
2017 | 1 | C・G・ユングとアニマ | 天才的創造を媒介するもの | スイス |
2017 | 2 | ケルナーとハウフェ | 医術と信仰、認知療法の萌芽 | ドイツ |
2017 | 3 | カタリナ・エンメリク | 心の眼、あるいは共苦する魂 | ドイツ |
2017 | 4 | ミュシャが描く女性像 | パリから祖国へ至る心の軌跡 | チェコ |
2017 | 5 | A・M・リンドバーグ | 『海からの贈物』に寄せて | アメリカ |
2017 | 6 | ラブレとメダイユの奇跡 | 聖母出現地巡礼 | フランス |
2017 | 7 | ナイチンゲール | 宗教と科学の比類なき調和 | イギリス |
2017 | 8 | エイケンヘッド | 近代ホスピスケアの嚆矢 | アイルランド |
2017 | 9 | 聖なる泉を巡る旅 | Kildare・Glastonbury・Bath | アイルランド・イギリス |
2017 | 10 | 宗像三女神 | 海の癒しから心の癒しへ | 日本 |
2017 | 11 | 児童文学と心の変容 | 『ニルスの不思議な旅』の贈り物 | スウェーデン |
2017 | 12 | ビンゲンのヒルデガルト | 智慧なる女性が世界を癒す | ドイツ |